皆さんこんにちは。新潟トラベルの温泉ソムリエSです。
- 昨今、新型コロナウィルス感染症の影響のなか、にわかに注目を集めているのが「マイクロツーリズム」。
- マイクロツーリズムとは、自宅からおよそ1時間圏内の地元や近隣への短距離観光のことです。
- “遠くへの旅”ではなく“近くへの旅”を…ということで、今回も新潟県内の温泉にフォーカスを当ててご紹介していきたいと思います。
- まだまだ知らない新潟県内の温泉があるかもしれませんよ!
さて、第9回目の今回は、新潟市秋葉区にある「新津温泉(にいつおんせん)」をご紹介します。
- 新津温泉は日帰り施設のみですが、その独特さ故にマニアの間では話題となっている温泉です。
- 自家源泉のその施設は、市街地の隠れたところにあり、一見普通の民家の佇まい。
- 湯気がもくもくと言うわけでもなく、傍目には一瞬どこに温泉があるの?と思ってしまうかも知れません。
- もうこれだけで怪しさ(?)満載ではありますが、特筆すべきはその匂いにあります。
- 入った瞬間、とにかく強烈な油臭が鼻をつきます。
- 有害とまではいきませんが、建物に入る前から香ってくるくらい結構パンチのある匂いです。
- この匂いだけでアウトな方もいらっしゃるそうです。
- その匂いのするお湯はほぼ無色透明ですが、ごくわずかに微白濁があります。
- そして泉質は「ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉」。
- 炭酸水素塩泉には古い角質を溶かして取り去ってくれる効果があります。
- ヌルッとした感触は、泉質のせいでしょうか。
- お肌に優しく、アトピー治療にも効果が期待できるようで、匂いとは裏腹に実に優しく体にいい温泉なんです。
- 新津といえばかつては日本一の産油量を誇り、その名も「石油の里」という公園と、石油王の大邸宅「中野邸記念館」もあるくらい石油には関わり深いのです。
- ちなみに中野邸記念館は秋季のみの開館ですが、庭園は紅葉がとても綺麗ですよ。
- 現在、新津温泉は県外からのご利用の方にはご遠慮いただいていますが、感染症対策をしっかり取って営業しています。
- ぜひ行ってみてください。
- ≪参考≫
- ・にいがた観光ナビ『新津温泉』https://niigata-kankou.or.jp/spot/11336 (閲覧:2021年2月)