みなさま、こんにちは! 新潟トラベルのハルです。
- 今日は終戦記念日ですね。今年は戦後75年というちょうど節目の年でもあります。
- 私共も旅行会社の端くれ、修学旅行や社員旅行にかかわらず個人のお客様にも、全国にあるかつての戦争に関しての博物館や資料館、祈念塔などをご案内し、また添乗でご一緒させていただく機会も多々あります。
- 私見なのですが、一般によく言われる「歴史は繰り返す」という言葉の真意は、「歴史は“それを覚えている人が居なくなった頃に”繰り返す」のだろうと思います。
- 戦争にかかわらず、事故や災害などの悲しい出来事を繰り返さないためには、その記憶を引き継ぎ、その当時に人々が痛切に刻んだ“想い”を色褪せさせずに語り継ぐ世代を、一定数これから未来に向けてずっと維持していくことが必要です。
- 100%全員が完璧に覚えている、というのは難しいかもしれません。
- しかしその割合がだんだん希薄になっていくことで、残念なことに社会という集団は、先人の“想い”を「忘れて」しまうのです。
- ですが、そういう記憶を引き継いだ人たちが、社会にある程度の割合で常時含まれていることで、過去に平和を願った方々の“想い”がまさに形となって、繰り返してはいけない歴史への抑止力となるはずです。
- それが、今このタイミングを生きている私たちの務めなのではないでしょうか。
- 生意気かもしれませんが、旅行会社は、その記憶を引き継ぐ人たちを少しでも増やしていく、お手伝いが可能な立ち位置にまさにあると思うのです。
- それもまた、社会に対する旅行会社の「なすべきこと」の一つであると考えています。
ちょっとハルらしからぬ真面目なことを書いてしまいましたが、終戦記念日に黙祷をささげるたびに思う、偽らざる気持ちです。