こんにちは、新潟トラベルのハルです。
- 本日4月16日は「ボーイズビーアンビシャスデー」と言われているそうです。
- ボーイズビーアンビシャスとは言わずもがな、明治初期に札幌農学校(現在の北海道大学)の初代教頭として招かれたウィリアム・スミス・クラーク博士の言葉で、博士が北海道を去った明治10(1877)年の今日、この名言を発したそうです。
- 札幌近郊の「さっぽろ羊ヶ丘展望台」に、ヒツジと牧場と札幌ドームを背景に威風堂々立っているクラーク博士の像は、北海道観光でもおなじみのスポットではないでしょうか?
- 明治9(1876)年クラーク博士は、札幌農学校の1期生16名に動物学や植物学のほか、キリスト教の教えによる道徳を英語で教えるなど、近代日本を背負う若者たちへ大きな影響を与えました。
- 現代に至る影響の大きさを考えると、教えた農学校の生徒数や北海道滞在わずか9カ月程度だったというのが逆にビックリですが、博士に受けた薫陶はよほど深く多くの人々に浸透したということなのでしょうね。
クラーク博士の来道100年となった昭和51(1976)年、つまり北海道大学の開基100年の年に、さっぽろ羊ヶ丘展望台で「丘の上のクラーク」像の除幕式が行われました。
- ちなみに、北海道を出て以降のクラーク博士は転落の一途だったそうで、アメリカに戻って10年程経った1886年、59歳で亡くなる間際、博士はこの北海道滞在期間が人生で最も輝いていた時だった…とおっしゃっていたのだとか。
- そんな失意のクラーク博士に、100年以上経った後の発展した北海道の様子とこの像を見ていただいていたら、なんとおっしゃったのでしょうか…。
- そんなことをちょっと考えながら、一面の緑が広がる春~初夏の北海道を旅してみるのはいかがでしょうか?
- ≪参考≫
- ・『さっぽろ羊ヶ丘展望台』https://www.hitsujigaoka.jp/?lang=ja#googtrans(ja|ja) (閲覧:2021年4月)