こんにちは、新潟トラベルです。
さて、今回の絵はどこの国かお分かりでしょうか?
- この国の首都から南へおよそ200km。
- 世界3大美港のひとつで知られる街・ナポリがあります。
- そのナポリから更に南へ向かうと、景勝地カプリ島に向かって突き出したソレント半島のソレントとサレルノまでの全長約40kmに渡る海岸線には、海に迫る急勾配の斜面に白壁の家や別荘が点在し、レモン畑が広がります。
“世界で最も美しい海岸線”のひとつといわれ、世界遺産にも登録されています。
海岸線から細い路地を抜け少し奥へと入ったところには、印象的な佇まいのドゥオーモ(大聖堂)やパラソルの開いた楽しそうなカフェ、ショップ等が軒を並べる世界屈指のリゾート地になっています。
中世には、アフリカやアラブ、ビザンチンとの海洋貿易によって巨万の富を得て、海洋王国としてその名を馳せた地域です。
- 名産品は「リモンチェッロ」というレモンを用いたリキュールの一種で、爽やかな香りと酸味、ほんのりと漂う苦みを楽しめるのが特徴です。
- また、レモンを使ったドロップや香水、石鹸なども多く売られています。
- 石畳が敷かれる街の散策の途中では「パスティチェリア(菓子店)」に立寄るのも楽しみです。
- エスプレッソか甘いリモンチェッロと共に、名産のレモンを使った南イタリアの伝統菓子の「スフォリアテッラ(貝の形のパイ生地の中にクリームの入ったお菓子)」で暫し休憩タイム。
ダイナミックな海岸線とロマンチックな街並みで知られる、ここ「アマルフィ海岸」は映画作品によって日本でも一躍有名になりましたが、一大リゾート地の一方で観光客の喧騒から離れ入り組んだ白壁の路地を探索すると、そこで生活をする地元の人々の息遣いが感じられます。
- 今度は首都から北へ約130km。
- オリーブの丘の上、城壁に囲まれた人口2万人程の信仰の町にこの聖堂が建っています。
- キリストの再来と慕われた聖者を祀ったもので、没して2年後の1228年から25年の歳月をかけて建立されました。
- キリスト教の巡礼地として世界中から訪問客が訪れますが、日本と同様に地震の多いこの国は幾度となく被害を受けてきており、中でも1997年9月に起きた地震では、ドーム天井や屋根の崩落により大打撃を受けました。
- その後、フレスコ画の無数の破片を繋ぎ合わせるという途方もない作業を数年にも渡り行い、今では見事に復元されて蘇った美しい聖堂内を見ることができます。
この「サン・フランチェスコ聖堂」は、残念ながら撮影禁止のため、しっかりと目に焼き付けるしかありません。
- 世界一の世界遺産数を誇るこの国の名前は、イタリアです。
- 今回が2度目のご紹介となりますが、言わずもがな見所が多く、恐らく私では描き終えることなど不可能に近いでしょう。
- 昼間は観光客や巡礼者で埋め尽くされる世界遺産の街も、早朝や夜はひっそりと静まり返ります。
- 特に夜間のライトアップされた姿は幻想的ですので、ローマから訪問するなら日帰りではなく、是非この街アッシジに宿泊してゆっくりと見学をしたいものです。