こんにちは、新潟トラベルのハルです。
- 12月に入ると寒さも本格的になってきますが、街のあちこちでイルミネーションも始まって華やかですよね!
- そんなクリスマスへ向けてのウキウキと並行して、年末年始へ向けての慌ただしさも一緒にやってくる12月。
- といっても、やれ大掃除だなんだと話しはじめたら気が滅入ってしまう一方なので、本日は的を絞って、海産物のお話をしたいと思います。
- それ、年末年始と関係ある??と首をかしげる方もいらっしゃるかとは思いますが、新潟にお住まいの方ならば、冬になると海鮮市場などに足を運んで海産物の品定めをする、なんて経験がある方も多いのではないでしょうか?
- ▼ 長岡市寺泊 魚の市場通り(イメージ)
- それにしても、冬になるとなぜだか無性にああいった市場へ引き寄せられてしまうのは何故でしょう(^-^;
- でもあの新鮮な魚がキラキラしている様子や、ズラッと陳列されている真っ赤なカニ、そしてあの市場の売り子さんとお客さんの活気あふれる喧騒と浜焼きの匂いに包まれると、まさに風物詩というか、「あー冬だなー」なんて思ってしまうんですよね。
- なにしろ長~い海岸線と佐渡が島を擁する新潟県ですので、魚介の種類もよりどりみどり。
- 紹介するにも本当に目移りしてしまうのですが、今日は心を鬼にして、ハル独断と偏見の厳選3種類をご紹介したいと思います。
●寒ブリ
- ▲ 寒ブリ(イメージ)
- 新潟だとお正月には鮭を食べる方が多い気もしますが、西日本では縁起担ぎで出世魚のブリをお正月に食べるという地域も多いのだとか。
- そんな新潟でブリというと、佐渡近海で獲れる寒ブリが有名です。
- そして脂の乗ったプリップリのブリは、煮ても焼いてももちろん美味しいのですが、ここはぜひ鮮度を生かしたお刺身やお寿司などといっしょに『ブリしゃぶ』も召し上がってみて下さい!
- 「トロなんかの脂のきついお魚はちょっと…」という方にこそおすすめしたい、脂っこさは抑えながら寒ブリの旨味をより引き出してくれる、という絶妙な食べ方だと自負しております。
- ブリの切り身をお出汁にくぐらせて、内側がほんのり透けて見えるくらいに軽く色づいたら、ポン酢と薬味でさっぱり頂くだけ、というシンプルな調理法なのに、もう次々箸が止まらないんです!
- あまりにひょいパク食べてしまうので、一緒に食卓を囲んだ方に唖然とされてしまうこともしばしば…(;^ω^)
- でも一度は味わって頂きたい、冬の味覚の1つです。
●南蛮エビ
- ▲ 南蛮エビ(イメージ)
- 一般的には甘エビのことなのですが、新潟ではその形ときれいな赤色が赤唐辛子(=南蛮)に似ていることから『南蛮エビ』とも呼ばれています。
- そして、禁漁期間の7~8月を除いて通年水揚げはあるものの、やっぱり水温が下がる冬場が食べ頃なんですよ!
- 茹でガニの鮮やかな赤にもつい食指が動いてしまうのですが、こちらはさらに鮮度の証たるまばゆい透明感もプラス!
- 店頭に並んでいると、もう買う前から口の中がヨダレでいっぱいです(私だけ?)。
- 甘くて弾力もある南蛮エビは、やっぱりお刺身など生で味わうのが好みなのですが、剥いたあとの頭や殻を集めて鍋にドンと放り込み、濃厚なエビミソやお出汁を余さず楽しめる味噌汁もまた格別ですよ!
- 最後に煮出した南蛮エビのお頭も添えたりすれば、豪快な見た目に恥じないパンチの効いた味噌汁が、自宅でカンタンにできてしまいます。
一粒で二度美味しい南蛮エビは、ぜひ剥き身でないものにもチャレンジしてみて下さいね!
●アンコウ
- ▲ アンコウ鍋(イメージ)
- これはもう筆者ハルの好み一辺倒なのですが、冬はやっぱり『アンコウ汁』は外せない…!ということでラインナップさせて頂きました。
- 一見いかつい面構えですが、めちゃくちゃ旨いアイツです。※写真は自粛しました。
まあ確かに、切り身の状態でなら自宅で調理をすることも出来るのですが…でも寒空のご当地で、ほこほこ啜るアン肝を溶かした漁師汁は、旨味が五臓六腑に染み渡るのが胃袋で知覚できるというのか、「ああっこれスープお持ち帰りして第2ラウンドやっても良いですか!?」と言いたくなるくらい、なんだかもう余韻も幸せ~な逸品です。
- 「そんげの珍しくもねえねっか(¬_¬)」と言われようが構いません。
- ちょっと個人の偏った愛情過多な意見ですが、新潟はアンコウも文句なく美味しいと思っています。
さて、いかがでしたでしょうか?
- 最初から最後まで私見バリバリでご紹介してしまいましたが、それもこれも素材に自信があればこそ。
- 今回ご紹介しきれなかったものもまだまだたくさん有るのですが、冬を迎えた新潟の海の幸、皆様もぜひ味わってみて下さいね!