- こんにちは、新潟トラベルのハルです。
- 西日本や東海地方は例年になく早い梅雨入りでしたが、新潟が梅雨前線にかかるにはまだもう少し猶予がありそうですね。
- 気温が上がって雨が降ると、庭の隅っこで俄然元気になってくるのが、苔。
- 苔のお庭というと、やはり有名なのは京都の西芳寺(さいほうじ)などの“苔寺”と呼ばれる古刹の庭園が思い浮かびますよね。
- そう言えば、ブロック塀や道路の隙間には結構たくましく生えている新潟の苔たちですが、「苔庭」はないのかな…と探してみたところ、柏崎市の貞観園(ていかんえん)がヒットしました。
- また、以前ハルが訪れた上越市の名家「集義園 瀧本邸(しゅうぎえん たきもとてい)」や「林富永邸(はやしとみながてい)」も一面に苔が繁茂していて、モミジの紅葉とのコントラストがとても綺麗でした。
- しかし、やはり新潟に苔庭はそんなに多くはないようです。
- 関西圏と比べ、関東圏は地質や気候のため、苔が霜柱や強い寒風に負けてしまうことが多いらしく、なかなか全面こんもり覆われた苔庭を維持管理するというのは大変なのだそう。
- また総じて雪が多い新潟では、品種によっては寒さに弱い苔を守るのに、杉や松の葉でカバーしたりと苔を守る工夫が必要なのだそうです。
- 小さな苔を愛でる時には、そういったお世話をする手の温もりも感じられると良いですね。
- とはいえ、先程書いたとおり、苔は湿った雨の日にこそ元気に青々しているもの。
- なので旅行でご案内するときは、どうしても多少ぐずついた天気の日がベスト…ということになってしまうのです(*_*;
- 傘を持っての旅行はご不便かと思いますが、そこはどうぞ元気な苔と出会うため!と思って、ご寛恕いただけたらと思います。