こんにちは! 新潟トラベルのハルです。
- 新潟県もご多分に漏れず暑さ厳しい毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
- 本日はせめて見た目だけでも涼しさを感じて頂ければ…と思い、今回は津南町の名水スポット・龍ヶ窪(りゅうがくぼ)についてご紹介します。
まず、場所はこちら。
- 深山幽谷…というほどの場所でもないのですが、古くから守られてきた豊かな自然に囲まれた龍ヶ窪には、今日も冷たくて澄んだ水がこんこんと湧いています。
- こちらの湧き水は1974年に新潟県の自然環境保全地域に指定され、1985年には環境庁の「全国名水百選」にも選ばれました。
- では、さっそくご案内しましょう!
- ▼駐車場は20台ほど停まれる広さがあり、トイレも完備されています。
▼駐車場の看板にしたがって階段を降り、木陰の遊歩道を数分歩くと、竜をかたどった水汲み場があります。
▼こちらを通過してさらに数分、木々の合間に龍ヶ窪の池が見えてきます!
- 龍ヶ窪はなにより水量がとても豊富で、およそ1.2ヘクタールの広さがある池の水も1日で全て入れ替わるほどなのだとか。
- またその美しいエメラルドグリーンを保っている神秘的な景観からか、この龍ヶ窪には多くの伝説や昔話も存在します。
池の周りにはカエデなどの広葉樹がたくさん生えていますので、初夏からの森林浴はもちろん紅葉シーズンともなると、この近くの清津峡渓谷トンネルや秘境・秋山郷などと一緒に訪れる方も多くいらっしゃるんですよ!
- ▼(写真左)龍ヶ窪神社。池へ向かう遊歩道の途中で左手に進むと見えてきます。
- (写真右)社殿への石段の手前に飲用水の水汲み場があるので、ここまで足を延ばして汲みに来る方も多いです。
- ▼(写真左)池を右手にぐるりと回りこんだ先にある龍田宮。
- こちらの社殿の裏手にある断層面からはこんこんと水が湧出しています。
- (写真右)池から流れ出る湧き水を近隣の村へ分配する分水路。
- この地域は農業などで使える河川があまり無いそうなのですが、今もこの豊富な水が生活の支えの一部となっているとのこと。
ちなみに足元は全体的に歩きやすく整備されていますが、木のチップが敷かれた林道や砂利道、階段などいろいろありますので、ひととおり散策をされる場合はスニーカーや運動靴などを履いていくのがおすすめですよ。
車でないとちょっと行きづらいスポットではあるのですが、足を運ぶ際はぜひ環境保全にご協力いただきながら、容器をご持参のうえでお越しくださいね!