こんにちは!新潟トラベルのハルです。
- 本日は節分の日、豆まき&恵方巻の日ですね。
- (思考が完全に食欲一辺倒です!お正月から大変です!)
新潟在住のハルは、今年も大豆ではなく落花生を撒く予定でばっちりスタンバイしていますが、豆を撒かれる鬼役になるかどうかは…これから前哨戦たる家族との壮絶なじゃんけん大会を控えております。
- ところで新潟県にも、豆まきよりも鬼の方が主役!?な節分行事を行っているお寺があります。
- それが、新潟県のほぼ真ん中に位置する三条市は法華宗総本山 本成寺(ほんじょうじ)で行われている、その名も『鬼踊り』という行事です。
- ▼ 本成寺 鬼踊り(イメージ)
- 鎌倉時代に創建された古刹で、“日本のミケランジェロ”との呼び声も高い石川雲蝶(いしかわうんちょう)が江戸から越後へ来るきっかけとなり、その彫刻作品やお墓もある由緒正しいお寺で行われる『鬼踊り』は、赤・青・黄色に緑・黒・三途川婆(白)と、某カラフル戦隊ばりの元気いっぱいで実は優しい鬼たちの独壇場です。
- その暴れっぷりときたらもう、血沸き肉踊り赤ちゃんももれなく泣き出しちゃうくらい迫力満点なことで有名なんですよ。
ちなみに『鬼に抱かれた赤ちゃんは健康に育つ』とのことで、毎年親御さんに連れてこられた純真無垢なお子さんたちがどうなるかというと…ふふふ、ご想像におまかせします( *´艸`)
また、鬼ではなく豆まきをする撒き手が珍しい行事もあります。
- 新潟市の白山神社(はくさんじんじゃ)の『豆まき神事』では、毎年豆を撒くのはなんと古町芸妓さん。
- 艶やかな着物をまとった古町芸妓さんが「鬼は外~、福は内~」と撒く福豆(もちろん落花生!)を、鬼ではなく参拝者の方たちがわいわい我先にとキャッチする姿は、新潟の風物詩の一つでもあります。
- ▼ 古町芸妓(イメージ) 写真提供:©新潟観光コンベンション協会
節分の歴史の古さと“悪さをする鬼をやっつける”という世俗に必要とされた要素があってか否か、本来在り方が違うはずのお寺でも神社でも、どちらも「豆を撒いて厄払い」という方法で、今でも行事をしているのがなんとも面白いところですよね。
- 生憎今年は新型コロナウィルス感染症対策で、いずれの行事も一般観覧できなかったり行事自体が中止となってしまったところもあるそうで、ちょっぴり寂しいですが…。
- でも明日は立春、暦の上ではいよいよ春ですね!
- 猫以上にコタツと仲良しなハルとしては、ぽかぽか暖かくなるのが今から待ち遠しいです(*´ω`*)