こんにちは!新潟トラベルのハルです。
- いよいよ本格的に春らしくなってきて、新潟県内あちこちでさまざまな花の便りが毎日のように聞かれるようになりましたね。
- そんな色とりどりの花々の中でも、春を告げるように先陣を切って咲く水辺の白い花と言えば…?
そう、ミズバショウです!
- ▲ ミズバショウ(イメージ)
- ただ、ミズバショウと聞くと、深~い山奥までえっちらおっちら分け入ってようやく拝める高山植物、といったイメージをお持ちの方もおられるのではないでしょうか?
確かに、冷涼できれいな水が豊富に湧き出る湿地帯に好んで自生するミズバショウは、しっかり登山準備を整えてお出かけしないといけない場所に咲いていることも多く、それこそ深山幽谷に咲く“白い妖精”なんて呼ばれたりもする、普段なかなかお目に掛かれないちょっと気難しげな植物です。
ところが、そんなミズバショウに比較的気軽に出会えてしまう場所が、じつは新潟県にはあちこちに在るのをご存じですか?
- 「きれいな水が豊富に湧き出る」という条件こそ、米どころにして酒どころである新潟県の十八番。
- さて、今回はそんな新潟県内でも有数のミズバショウの群生地、「ふれあい自然の里 水芭蕉公園」をご紹介します。
「ふれあい自然の里 水芭蕉公園」の場所は、新潟市中央区から車でおよそ1時間弱、JR五泉駅からでも車で20分ほどと、じつは案外人里に近いところにあります。
こちらのミズバショウは、五泉市菅出集落を抜けた菅名岳(すがなだけ)の山裾に群生しています。
住宅地を通り抜けた会場の近くには、↓こちらのような緑のノボリが立ててありました。
- ミズバショウが花盛りの時期には、駐車場に係員の方もいらっしゃるので、案内に従って停車しましょうね。
- また、ゴミなどは持ち帰り、環境の保全にご協力ください。
では、さっそく行ってみましょう!
駐車場から歩いてほんの数十秒で、一面にミズバショウの咲く群生地へ到着です!
- 今回訪れたのは4月上旬。
- 例年3月下旬頃が最盛期とのことですが、まだまだたくさんのミズバショウが咲いていましたよ!
また、ミズバショウは湿地を好むので、近くではなかなか観察しづらい植物なのですが、こちらは木道も整備されているので散策しやすいです。
- こちらのミズバショウは、なんと3万株もあるとのこと。
- こんなに沢山のきれいなミズバショウが楽しめるのも、五泉市のきれいで豊富な湧水と、大切にお世話をされている地元の方々の尽力のお陰ですね!
心の中でお礼を言いつつ、たっぷり満喫させていただきました(*´▽`*)
- ところでミズバショウというと、童謡『夏の思い出』の「♪夏が来れば思い出す はるかな尾瀬 遠い空 …」という歌詞から、てっきり初夏の頃が見頃なのかな?と思いがちですが、実は尾瀬(尾瀬国立公園)は標高約1,400mもの高さにあり、こちらで雪解けしてミズバショウがいざ開花!するのがちょうど下界ではイコール初夏の頃、というわけなのです。
- だから標高の低い場所では当然、雪が早く解ける分だけおのずとミズバショウも早く開花する、ということなんですね。
- 実際、尾瀬のミズバショウは例年5月中旬~下旬が見頃だそうですよ。
- ちなみに新潟県内には、標高8m!海まで直線距離でわずか2km!という、もはやほぼ海岸!?みたいな場所にもミズバショウが咲いています。
- こちら胎内市の地本(ぢもと)に咲くミズバショウは、新潟県の天然記念物にもなっており、ここの開花は新潟県内どころか全国屈指の早さだそうですよ。
タイミングが合いましたら、こちらもぜひ!
- また、水芭蕉公園にお出かけされたら、昨年2021年10月グランドオープンの交流拠点複合施設「ラポルテ五泉」にも立ち寄ってみて下さいね。
- カフェや特産品・お土産の販売はもちろん、多目的ホールや子どもの遊び場などもあるゆったりオアシス空間ですよ。
- 村松公園の桜や巣本地区のチューリップ、ラポルテ五泉にほど近い東公園のボタンの花など、これからがまさに花盛りの五泉市は見どころがいっぱいです!
- お天気のいい時に、ぜひお出かけしてみてくださいね!