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2020.09.11
新発田市は新潟県の北部に位置し、新潟市から車で約30分のところにあります。新発田市の名前の由来は、昔この地方が海岸州の近くだったことから「州端(すばた)」が新発田(しばた)になったという説など、他にもいくつかの説があります。
新発田市は、越後平野(新潟平野)の北部に位置し、県都新潟市に隣接する阿賀北の中核都市です。江戸時代には十万石の城下町として栄え、現在も歴史的遺産をまちの随所に見られます。四季を通じて楽しめる山から海までの豊かな自然など、観光資源が充実しており、かつて東洋一と言われた提桜を有する加治川が潤す土地の恵みを受け、県内有数のコシヒカリやアスパラガスなどの農産物の産地でもあります。
ここからは『にいがた再発見』ということで、城下町新発田市の魅力をお伝えしていきたいと思います。
まずは新発田市大手町にあります新発田城です。
新発田城は、別名「あやめ城」と呼ばれ、初代新発田藩主溝口秀勝候が慶長3(1598)年に築城し、三代目宣直候の時に完成しました。県内では唯一、江戸時代当時の城郭建築が現存しており、本丸表門、二の丸隅櫓は国の重要文化財に指定されています。また、新発田城は平成18(2006)年に「日本百名城」に選定されています。一般的に多くある山城と違って、政治・経済の中心としての交通の便利さを重要視されて、平地に作られました。櫓には3匹の鯱を配するという、全国にも例がない大変珍しいものです。
新発田城は新発田城址公園にあり、お城を見るだけではなく、ランニングやジョギングをするためのコースもあるのでおすすめです。
そんな新発田城から車で約5分のところにあるのがこちらです!
新発田市大手町にあります白壁兵舎広報資料館(しらかべへいしゃ)です。
白壁兵舎広報資料館は、陸上自衛隊新発田駐屯地にあります。明治7(1874)年に陸軍兵舎として建築されたフランス様式と和風城郭様式の和洋折衷小屋組等に見られる歴史的建造物である白壁兵舎を移築復元し、平成26(2014)年5月11日から「広報資料館」として開館しました。館内には新発田城関連史料、日清戦争から大東亜戦争に至る数々の作戦に参加した陸軍歩兵の関連史料や遺品、過去から現在に至る郷土部隊の資料等が展示されています。
さらに新発田城から車で約10分のところにあるのがこちらです!
新発田市大栄町にあります清水園(しみずえん)です。
清水園は、新発田藩の大名庭園で「国指定名勝」に指定されています。近江八景を取り入れた京風の庭の中央に、大池泉を配した回遊式庭園は、四季折々でその装いを変え、十万石大名の下屋敷にふさわしい越後路から東北にかけて他に比を見ない名園といわれています。
また、書院は清水谷御殿といわれた建物は寄棟造杮葺平屋建(よせむねづくりこけらぶきひらやだて)で造られており、当時は幕府に対する政治的配慮もされた、極めて簡素な数寄屋風の建物から下屋敷の面影を見ることができます。
さらに蔵の資料館と呼ばれる、かつて酒蔵・米蔵として使用された巨大蔵に3つの資料館が入っており、新発田藩史料館、堀部安兵衛伝承館、清水谷蔵所資料館を見学することができます。
清水園に沿って流れる一級河川の新発田川をへだてた路すじに、「足軽長屋」はあります。
そんな清水園から車で約3分のところにあるのがこちらです!
新発田市諏訪町にあります諏訪神社(すわじんじゃ)です。
諏訪神社は、新発田総鎮守です。全国に諏訪神社は一万有余社を数え長野県の諏訪大社を御本社として御諏訪様、諏訪大明神と親しまれています。古くからある信仰には雨や風を司る龍神の信仰や、水や風に直接関係のある農業の守護神としての信仰が著名です。また水の信仰が海の守り神となり、古くからある港の近くには必ずと言ってもいい程にお諏訪様がお祀りされています。
ぜひ「おすわさま」に参拝しにいきましょう。
●アクセス:JR白新線 新発田駅から徒歩約5分
続いてはこちら!
新発田市五十公野にあります五十公野御茶屋(いじみのおちゃや)です。
入場料無料で見学することができます!
五十公野御茶屋の隣に位置するのがこちら!
新発田市五十公野にあります旧県知事公舎記念館です。
旧県知事公舎記念館は、明治42(1909)年12月、新潟市営所通に新潟県知事公舎として完成しました。以後、12代清棲家教(きよすみいえのり)知事から52代君健男(きみたけお)知事までのおよそ80年間歴代知事が起居し、県政の重要事項が決定される場でもありました。
公舎の建物は、明治建築ならではの和洋混合になっており、私邸の和風建築に対し、公邸は屋根の一部に三角屋根を採用したり、外壁にドイツ下見張りを用いて洋風建築になっています。現存する知事公舎としては国内最古のものになっています。現在は記念館として、四季折々のロケーションの中で新発田の食を楽しめる「食の迎賓館」として貸館が可能です。
隣に位置する旧県知事公舎と五十公野御茶屋を見に新発田市五十公野に行ってみてはいかがでしょうか。
●入館料:大人200円、高校生以下無料
※9/11時点の情報です。
さて今回は新発田市についてご紹介させていただきました。新発田市には今もなお城下町の景観が色濃く残っています。情緒ある街並みを歩けば歴史や文化の美に出会うことができます。その歴史や文化の美をひとつひとつ探訪しながら紐解いていく、そしてその出来事がどういう風に繋がっていくのかを確かめてみてはいかがでしょうか。
そんな新発田市の魅力をこのブログだけでは伝えきれませんが、この【にいがた再発見】の記事がきっかけで新発田市の歴史や文化に興味を持っていただけたなら嬉しい限りです。
ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
※各施設紹介文は新発田市観光協会より一部抜粋